顔の歪みは「表情筋」ではなく「骨」から?
A.顔の左右差は、表情筋だけでなく、骨格や顎、頭部・頸部のバランスなど、さまざまな要素が関係している可能性があります。
「顔の歪み」というと、表情筋の左右差や筋肉の緊張だけが原因だと思われる方も多いかもしれません。
しかし、顔は筋肉だけで形づくられているわけではありません。
頭蓋骨、上顎骨、下顎骨、側頭骨などの骨格に加え、顎関節、歯や噛み合わせ、首の状態、姿勢なども顔の左右差に関係しています。
そのため、きぼう整体室では、顔だけを見て判断するのではなく、頭部から頸椎、胸椎、骨盤まで身体全体のバランスを確認することを大切にしています。
🦴 顔の歪みを見るときに確認する主な骨
顔の左右差が気になる場合、きぼう整体室では次のような部分を確認します。
① 後頭骨
後頭骨は頭蓋骨の後下方にある骨で、頸椎1番(環椎)と関節をつくっています。
頭部を支える部分の一つでもあるため、後頭骨の左右の傾きや動きに左右差がないかを確認します。
② 頸椎1番・2番(上部頸椎)
上部頸椎は頭部を支える重要な部分です。
頭部の位置や首周囲の筋肉の緊張にも関係するため、顔の左右差や顎の動きを確認するときには、上部頸椎の状態も合わせて見ていきます。
③ 側頭骨
側頭骨は下顎骨と顎関節をつくる骨です。
左右の側頭骨や顎関節の動きに違いがあると、下顎の動きや噛み合わせなどにも影響する可能性があります。
④ 上顎骨
上顎骨は鼻や歯列、顔の中央部分を構成する骨です。
左右差や歯並びなども顔の見え方に関係するため、顔全体のバランスを見る際に確認します。
⑤ 下顎骨
下顎骨は顎関節を介して側頭骨とつながっています。
口を開け閉めしたときの動きや左右差、顎の位置、噛みしめなどを確認しながら、顔の下半分のバランスを見ていきます。
💡「顔の歪み=骨だけ」が原因というわけではありません
ここは大切なポイントです。
顔の左右差には、
・骨格の左右差
・顎関節の動き
・噛み合わせ
・咀嚼筋や表情筋などの筋肉の緊張
・首や肩の筋肉の緊張
・姿勢
・生まれつきの骨格的な特徴
など、さまざまな要素が関係します。
そのため、「顔の歪みは表情筋ではなく、すべて骨が原因です」とは考えていません。
筋肉の緊張が強い場合には筋肉を、顎の動きに問題がある場合には顎周囲を、上部頸椎や後頭骨に左右差がある場合にはその部分を確認するなど、身体の状態に合わせて考えていきます。
🍀 きぼう整体室では「顔だけ」を見ません
顔の左右差が気になる場合でも、いきなり顔の骨だけを調整するのではありません。
まず、
後頭骨 → 上部頸椎 → 胸椎 → 骨盤
など、身体全体のバランスを確認します。
そのうえで、側頭骨・上顎骨・下顎骨・顎関節など、顔や顎に関係する部分を確認していきます。
きぼう整体室の矯正では、歪みのある椎骨を一つ一つ確認し、必要な場所を狙って正しい方向へ動かしていきます。
矯正前と矯正後では、触診によって骨の配列の変化を確認することもあります。
これは、長年僕がこだわっている施術の一つです。
⏳ 顔の左右差が大きい場合は、時間がかかることもあります
顔の左右差が長期間続いている場合や、骨格・顎関節・筋肉・姿勢など複数の要素が関係している場合は、変化を感じるまでに時間がかかることもあります。
また、人によって骨格や関節の動きやすさにも違いがあります。
そのため、一度の施術ですべてが左右対称になるとは限りません。
顔の歪みや左右差が気になる方は、顔だけを見るのではなく、身体全体のバランスから確認していくことをおすすめします。
※強い顎の痛み、口が開けにくい、顎がロックする、急な噛み合わせの変化、外傷後の顔の変化などがある場合は、歯科・口腔外科などの医療機関への相談も大切です。

