揉んでも直ぐに辛くなる肩こりを解消した事例|福井市 整体|福井市 整体

090-8266-0415

お客様のご感想

揉んでも直ぐに辛くなる肩こりを解消した事例|福井市 整体

お客様のご感想

慢性的な首肩こり・肩甲骨の際の痛み・腰痛|揉んでも直ぐに辛くなる肩こり|福井市 整体


「肩を揉んでも、その時だけ楽になる…」
「肩甲骨の際がいつも痛い…」
「背中が重くて仕事に集中できない…」


このようなお悩みで整体院やリラクゼーション施設へ通われた経験のある方は少なくありません。
実際に、「揉んでもらっている間は気持ちいいけれど、翌日には元に戻ってしまう」「何年も同じ症状を繰り返している」というご相談をいただくことは非常に多くあります。

今回ご紹介するのは、福井市在住・事務職・50歳代女性の症例です。

慢性的な首や肩のこりだけでなく、肩甲骨の際の痛み、背中の重さ、腰痛など、長年積み重なってきた不調に悩まれていました。
きぼう整体室では、筋肉だけを強く揉みほぐす施術ではなく、触診によって骨格全体のバランスを確認し、歪みを読み取りながら、一つひとつの骨を丁寧に整えていくことを大切にしています。


患者様プロフィール
50歳代・女性
福井市
事務職

【主訴】
・慢性的な首肩こり
・肩甲骨の際の痛み
・腰痛
・背中全体の重だるさ
長時間のデスクワークが続くと首から肩にかけて張りが強くなり、夕方には背中全体が重く感じる日が多かったそうです。
特に肩甲骨の内側は、何をしていても重苦しく、「誰かに押してほしい」と感じるほど慢性的な痛みが続いていました。


🧭来院のきっかけ

施術前、お話を伺うと、患者さんは少し照れたように笑いながら話してくださいました。
患者さん
「昔は揉みほぐしにも通っていたんです。」
「終わった直後は本当に気持ちいいんですよ。」
「でも…。」
「次の日にはもう戻っているんです。」
「結局また辛くなって予約して…その繰り返しでした。」
「最近は行っても同じかなと思って、あまり行かなくなりました。」
少し間を空けて、
「でも身体は毎日辛いんです。」
「スマホで整体を探していた時に、きぼう整体室さんを見つけました。」
「他の整体とは少し考え方が違うように感じて、一度お願いしてみようと思いました。」
と話してくださいました。
私はその言葉を聞きながら、
「長年続く症状だからこそ、筋肉だけではなく、身体全体のバランスを丁寧に確認していきましょう。」
とお伝えして施術を始めました。

身体に触れた瞬間に感じたこと
患者さんの肩にそっと手を添えた瞬間、
思わず心の中で、
「全身が岩の様にガチガチに固まっている💦」
そう感じました。
筋肉はまるで何層にも重なった鎧のように硬くなり、肩から首にかけては、長期間にわたり強い緊張状態が続いてきたことが伝わってきました。
試しに肩の筋肉へ軽く指を入れてみました。
しかし…
指が全く入っていきません。
筋肉そのものが極端に硬くなっているだけではなく、深層まで強い緊張が続いている印象でした。
私はこの時点で、
「今日は筋肉だけを一生懸命ほぐしても、十分な変化は得られない可能性が高い。」
そう判断しました。

「筋肉を揉む」だけではなく、その背景を考える
慢性的な肩こりは、筋肉だけが原因とは限りません。
首の骨(頸椎)、胸椎、肩甲骨、肋骨、骨盤など、身体全体のバランスが少しずつ変化することで、特定の筋肉へ負担が集中し、その結果として筋肉の緊張が慢性化しているケースも少なくありません。
そのため、きぼう整体室では、
「どの筋肉が硬いのか」
だけではなく、
「なぜ、その筋肉が硬くならなければならなかったのか。」
という背景まで丁寧に確認していきます。
触診を進めると、肩が張っている部分へ向かう神経が通る頸椎周囲に、左右差や可動性の低下がみられました。
さらに胸椎や骨盤にも連動したバランスの変化が確認できました。
そこで私は、
骨格全体の歪みを読み取り、歪みのある骨を一つひとつ狙って丁寧に整えていく方針を立てました。


🧠解剖学から考える「なぜ肩は硬くなるのか」
肩こりは単純に「筋肉が硬い」という現象だけでは説明できません。
首から肩にかけては、姿勢を保つために重要な筋肉が何層にも重なっています。
代表的な筋肉には、
* 僧帽筋
* 肩甲挙筋
* 菱形筋
* 頭板状筋
* 頸板状筋
* 後頭下筋群
などがあります。
これらの筋肉は、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作などで頭部が前方へ移動した姿勢を続けると、頭の重さを支えるために持続的な収縮を強いられます。
成人の頭部は一般的に約4〜6kg程度の重さがあるとされますが、前かがみ姿勢では首や肩にかかる負荷はさらに大きくなることが知られています。
その結果、筋肉内の血流が低下しやすくなり、疲労物質が蓄積しやすい状態となります。これが「張る」「重い」「だるい」といった感覚につながる一因と考えられています。
さらに、首や胸郭(肋骨と胸椎で構成される部分)の動きが小さくなると、呼吸の際に胸が十分に広がりにくくなり、呼吸が浅く感じられる方も少なくありません。
こうした状態では、首や肩周囲の筋肉が呼吸を補助するために働き続けることがあり、肩こりが慢性化する一因となることがあります。

「揉む」と「整える」の違い
筋肉を丁寧にほぐすこと自体は、とても大切です。
一方で、筋肉へ負担をかけている背景が残ったままでは、時間の経過とともに再び緊張しやすくなる場合があります。
そのため、きぼう整体室では、
筋肉の状態を確認しながら、骨格全体のバランスを触診で読み取り、歪みのある骨を一つひとつ狙って丁寧に整えていきます。
骨格のバランスが変化し、関節が本来の動きを取り戻しやすくなることで、結果として筋肉が力を抜きやすい状態へ導くことを目指しています。
もちろん、その過程では患者さんとの会話も大切にしながら、生活習慣や仕事内容、症状の変化を確認し、一人ひとりに合わせた施術を心がけています。


🔍触診による検査結果(骨格バランス評価)と医学的考察
施術では、最初に筋肉を強く押したり揉み始めたりするのではなく、全身の骨格バランスを視診によって丁寧に確認していきます。

筋肉は、骨に付着しているため、骨格の位置や関節の動きが変化すると、その影響を受けて緊張しやすくなることがあります。

そのため、きぼう整体室では
「どこの筋肉が硬いか」だけではなく、
「なぜ、その筋肉が硬くなってしまったのか」
という背景を大切にしながら、身体全体を確認しています。
今回の触診では、後頭骨から骨盤まで複数の部位で可動性の低下や左右差が確認されました。
その情報を一つ一つを整理しながら、
歪みを読み取り、歪みのある骨を一つ一つを狙って丁寧に整えていく施術を行いました。


🔍触診による検査結果(骨格バランス評価)
☝️骨の歪みは
← → の矢印で回旋方向を表しています。


💀 後頭骨(頭蓋骨のベースとなる骨)
右側へ捻れを伴い、10時方向へスライド
さらに頸椎1番(環椎)との間隔が極端に狭くなっていました。
後頭骨は頭の重さを支えながら、頸椎と連動して動く重要な部位です。
この部分の動きが小さくなると、首全体の動きだけではなく、肩や背中の筋肉にも負担が広がることがあります。
また、後頭骨周囲には頭部を支える小さな筋肉(後頭下筋群)が集まっており、姿勢の維持や頭部の位置を細かく調整する役割を担っています。
これらの筋肉は、長時間のパソコン作業やスマートフォン操作などで緊張が続きやすい部位としても知られています。


🦴 頸椎(首の骨)
1番⇐
2番⇐
3番⇒
4番⇐(大)
5番⇐(大)
6番⇒
7番⇐(大)

頸椎は7個の骨から構成され、約5kgある頭部を支えながら、上下左右への動きを可能にしています。
今回の触診では、複数の頸椎に回旋方向の偏りがみられ、とくに第4・第5・第7頸椎では可動性の低下が目立ちました。
首の骨の動きが小さくなると、その周囲に付着する筋肉は同じ姿勢を保とうとして緊張しやすくなります。
その結果、
* 首こり
* 肩こり
* 肩甲骨周囲の張り
* 背中の重だるさ
などにつながる場合があります。
また、頸椎の周囲からは首・肩・腕へ向かう神経が通過しており、骨格の動きが悪くなることで周囲組織の柔軟性が低下し、違和感や筋肉の緊張が続きやすくなることも考えられます。
そのため、きぼう整体室では、頸椎全体のつながりを確認しながら、一つひとつの骨の動きを丁寧に評価していきます。


🦴 胸椎(背骨)
1番⇐(大)
3番⇒
4番⇒

胸椎は肋骨と連結し、胸郭(胸のかご状の構造)を形成しています。
このため、胸椎は姿勢だけでなく、呼吸にも深く関わっています。
デスクワークが長時間続くと背中が丸くなりやすく、胸椎の動きが少なくなることで、肩甲骨の動きも制限されやすくなります。
その結果、
* 肩甲骨の際の痛み
* 背中の張り
* 深呼吸のしづらさ
* 首や肩への負担
などが現れることがあります。

🧠今回悪さをしている菱形筋とは?
今回、患者さんが最も辛いと話されていたのが、
「肩甲骨の際が痛い。」
という症状でした。
この場所で大きく関係する筋肉の一つが
菱形筋(りょうけいきん)
です。

菱形筋の役割
菱形筋は
* 小菱形筋
* 大菱形筋
の二つから構成されます。
起始
頸椎下部〜胸椎上部
停止
肩甲骨内側縁
支配神経
肩甲背神経(C4〜C5)
主な働き
・肩甲骨を背骨へ引き寄せる
・肩甲骨を安定させる
・腕を動かす際の土台を作る
・正しい姿勢を維持する

なぜ菱形筋が硬くなるのか?
デスクワークでは、腕が常に身体の前方へ位置します。
すると肩甲骨は外側へ引っ張られ、
菱形筋は長時間引き伸ばされた状態になります。
筋肉は伸ばされ続けても疲労します。
そのため、
「肩甲骨の際を押してほしい。」
という状態になりやすいのです。
さらに今回のように、
頸椎や胸椎の動きまで低下していると、
菱形筋だけで身体を支えようとする時間が長くなり、
慢性的な筋緊張へつながっていたと考えられました。

「揉んでも戻る」理由とは?
患者さんは以前、
「揉みほぐしへ行っても、その時だけ。」
と話されていました。
これは筋肉を揉むことが悪いという意味ではありません。
実際、筋肉をほぐすことで血流が促され、一時的に楽になることは多くあります。
しかし、
筋肉へ負担をかけ続ける骨格バランスや姿勢の要因が残ったままでは、
時間の経過とともに再び筋肉へ負荷が集中しやすくなります。
そのため、きぼう整体室では、
筋肉を丁寧に確認しながら、骨格全体のバランスを読み取り、歪みのある骨を一つ一つ狙って整えていきます。
筋肉と骨格の両方に目を向けることで、身体全体が動きやすい状態を目指しています。


🦴 腰椎(腰の骨)
4番⇒
5番⇒
腰椎は体幹を支え、歩行や立ち座りなど日常生活のあらゆる動作で重要な役割を担っています。
今回の触診では、下位腰椎に回旋方向の偏りが確認されました。
腰椎の動きが制限されると、骨盤や胸椎との連動性にも影響し、腰だけでなく背中や肩にも負担が波及することがあります。


🦴 仙骨(骨盤の真ん中の骨)
⇐
仙骨は脊柱の土台となる骨であり、左右の腸骨と連結して骨盤を構成しています。
歩行や立位では、仙骨と腸骨がわずかに協調して動くことで、身体全体のバランスを保っています。


🦴 腸骨(骨盤の左右の大きな骨)
・左側が後方へのけ反り
・右側が前方へ傾く
左右の骨盤にバランスの違いがみられました。
骨盤は身体の土台であり、この左右差が続くと、その上に積み重なる腰椎・胸椎・頸椎にも影響が及ぶことがあります。


⚙️ 全身は一つのユニットとして働いている
人の身体は、首だけ、肩だけ、腰だけが独立して動いているわけではありません。
後頭骨から頸椎、胸椎、腰椎、骨盤までが連動しながら姿勢や動作を支えています。
そのため、一つの部位だけに注目するのではなく、全身のつながりを評価することが重要です。
今回も、触診によって全身の状態を確認し、歪みを読み取り、歪みのある骨を一つひとつ狙って丁寧に整えていきました。


🧠 施術の流れと、骨格を読み取りながら整えていく理由

「今日は強めに揉んでください。」
骨格の状態を確認した後、患者さんからこんなお話がありました。
患者さん:
「先生、私は強く揉んでもらうのが好きなんです。」
「今まで行っていたところでも、かなり強く押してもらっていました。」
「今日もできれば、しっかり揉んでください。」
私は笑顔でお答えしました。
私:
「分かりました。」
「ただ、筋肉を強く揉む前に、一つだけ確認させてください。」
「筋肉が硬くなっている原因が、筋肉そのものなのか、それとも骨格のバランスや関節の動きの影響なのかを見極めながら進めます。」
「そのうえで必要なところは、ご希望に合わせて丁寧にほぐしていきますね。」
患者さんは安心した表情で、
「お願いします。」
と笑顔で答えてくださいました。


💡身体は正 直に答えを教えてくれる

施術では、力任せに押したり矯正したりするのではなく、身体が発する情報を一つひとつ確認しながら進めます。
私は肩から首にかけて、筋肉の緊張や関節の動きを慎重に触診しました。
すると、最初はまったく入らなかった指先が、少しずつ深部まで届くようになってきました。
この変化は、単に「筋肉が柔らかくなった」というだけではありません。
筋肉が過度な防御反応を緩め始めたサインの一つと考えられます。
そのため私は、
「今のところ、強い炎症や内臓由来の痛みを強く疑う所見は少ない。」
と判断し、施術を進めました。
もちろん、この判断は触診だけではなく、施術中の会話や症状の経過、日常生活での様子なども総合的に確認したうえで行っています。


💡 「硬い筋肉」には理由がある

筋肉は、理由もなく硬くなるわけではありません。
身体は常に「今の姿勢を保とう」と働いています。
例えば、頸椎や胸椎の動きが小さくなると、その周囲の筋肉は関節の動きを補うために働き続けます。
その結果、筋肉は休む時間を失い、慢性的な緊張状態へ移行することがあります。
これは「筋肉が悪い」のではなく、身体全体のバランスを保とうとする生体の適応反応と考えられます。
そのため、筋肉だけを対象にするのではなく、
「筋肉に負担をかけている背景は何か」
という視点が重要になります。


🙌 骨を一本一本読み取り、狙って整えていく
触診で確認した情報をもとに、後頭骨から骨盤までのつながりを考えながら施術を進めました。
きぼう整体室では、
「まとめて動かす」のではなく、
「どの骨がどの方向へ動きにくくなっているのか」を確認し、一つひとつ狙って整えていきます。
関節はそれぞれ役割が異なります。
後頭骨には後頭骨の役割。
頸椎には頸椎の役割。
胸椎には胸椎の役割があります。
そのため、一つの部位だけを整えて終わるのではなく、全身の連動性を確認しながら施術を進めることを大切にしています。


🧠 解剖学からみる「首と肩のつながり」

首から肩にかけては、多くの筋肉が層を重ねるように存在しています。
例えば、
* 僧帽筋
* 肩甲挙筋
* 菱形筋
* 頭板状筋
* 頸板状筋
* 胸鎖乳突筋
* 後頭下筋群
これらの筋肉は単独で働くのではなく、姿勢や動作に応じて協調しながら頭部や肩甲骨を支えています。
また、これらの筋肉は頸椎・胸椎・肩甲骨・鎖骨・肋骨など複数の骨に付着しているため、一か所の動きが低下すると、その影響が周囲へ波及しやすい特徴があります。

🧠 神経生理学から考える筋緊張

筋肉の硬さは、「筋力が強い」こととは必ずしも同じではありません。
筋肉の緊張には、脳や脊髄を介した神経系の調節も深く関わっています。
身体が「この姿勢は不安定」と認識すると、姿勢を保つために筋肉の活動が高まり、結果として張りや重だるさとして感じられることがあります。
骨格のバランスや関節の動きが改善し、身体が「動いても大丈夫」と感じられる状態になると、必要以上の筋緊張が和らぐ場合があります。
このため、整体では筋肉だけでなく、関節の動きや全身のバランスを評価することが重要だと考えています。

💖 強揉みでも「揉み返し」が起こりにくいよう心がけている理由
患者さんは強めの施術をご希望でした。
強揉みそのものが悪いわけではありませんが、筋肉が強く防御している状態で無理に押し込むと、施術後に痛みやだるさ(一般に「揉み返し」と呼ばれる状態)が出ることがあります。
そのため私は、
1. まず骨格の状態を確認する
2. 関節の動きを整えやすい状態へ導く
3.筋肉の防御反応が和らいだことを触診で確認する
4.そのうえで、ご希望に合わせた圧で丁寧に筋肉をほぐす
という順序を大切にしています。
今回も、最初は指が入らないほど緊張していた筋肉が、施術の途中から徐々に柔らかさを取り戻していく変化を確認できました。
その変化を確認しながら施術を進めたことで、患者さんにも安心して身体を預けていただくことができました。


🍀 施術中に身体が見せた変化と、呼吸・神経・姿勢の関係

身体は少しずつ「力を抜いても大丈夫」と判断し始めた
後頭骨から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、骨盤へと、触診で確認した骨格バランスを基に、一つひとつの骨の状態を確認しながら丁寧に整えていきました。
きぼう整体室では、一度に大きな力を加えて身体を変えようとは考えていません。
身体が受け入れられる範囲で関節の動きを確認しながら、歪みを読み取り、歪みのある骨を一つひとつ狙って整えていくことを大切にしています。

施術を進めるにつれ、それまで板のように硬くなっていた首から肩、そして肩甲骨周囲の筋肉に少しずつ変化が現れ始めました。
指先から伝わる感覚も変わり、筋肉が深部まで柔らかさを取り戻していく様子が確認できました。
筋肉が「緩んだ」というよりも、身体全体の緊張が和らぎ、必要以上に力を入れ続けなくても姿勢を保てる状態へ近づいてきた、そのような印象でした。

患者さんとの会話
施術の途中で患者さんへお聞きしました。
私:
「肩の感じはいかがですか?」
患者さんは肩をゆっくり動かしながら、
患者さん:
「さっきまでとは全然違います!」
「押されても痛いだけだったのに、今は気持ちいい感じです✨」
私はさらに確認しました。
私:
「呼吸はどうでしょうか?」
患者さんは一度ゆっくりと深呼吸をされ、
「先生、不思議なんですけど……。」
「息が吸いやすいです✨」
「胸が広がる感じがします✨」
と驚いた様子で話してくださいました。


🫁 なぜ「呼吸がしやすくなった」と感じたのか

ここで大切なのは、「整体で肺活量が増えた」と言っているわけではありません。
呼吸は、肺だけで行われているのではなく、横隔膜・肋骨・胸椎・胸郭・肋間筋・腹筋群・首や肩の呼吸補助筋など、多くの組織が協調して行う運動です。
デスクワークや猫背姿勢が続くと、胸椎や肋骨の動きが小さくなり、胸郭全体の動きも制限されやすくなります。
その結果、呼吸補助筋である胸鎖乳突筋や斜角筋、僧帽筋上部線維などが過剰に働き、首や肩の緊張につながることがあります。
今回、骨格全体の動きを確認しながら施術を進めたことで、患者さんご自身が**「呼吸がしやすい」と感じる変化**につながった可能性が考えられます。
これは患者さんが実際に感じられた変化であり、その感覚を大切に受け止めながら施術後の説明を行いました。


🧬 疼痛科学から考える身体の変化

近年の疼痛科学では、「痛み」は筋肉や関節だけで決まるものではなく、脳や神経系がさまざまな情報を統合して生み出す体験であると考えられています。
そのため、身体の動きが改善し、「動かしても大丈夫」という情報が脳へ伝わることで、動作への不安が軽減されることがあります。
もちろん、痛みの原因は一人ひとり異なり、すべての症状が同じように変化するわけではありません。
しかし、身体全体のバランスや動きやすさを評価し、必要な部位へ丁寧にアプローチすることは、快適な身体づくりを目指すうえで重要な考え方の一つです。

🔬 筋膜・運動連鎖という視点

身体は個々の筋肉が独立して働いているわけではありません。
筋膜を介して全身が連続的につながり、姿勢や動作を支えています。
例えば、
* 首の動きは胸椎へ
* 胸椎の動きは肋骨へ
* 肋骨は肩甲骨へ
* 肩甲骨は上肢へ
* 骨盤は腰椎へ
というように、それぞれが影響し合っています。
そのため、肩だけを見ていては、本当の負担の背景が見えないこともあります。
今回も、後頭骨から骨盤まで全体のバランスを確認しながら施術を進めたことで、肩だけでは説明できない全身のつながりが見えてきました。


⏰ 「その場だけ楽」ではなく、身体の使い方を見直すきっかけに
患者さんは来院時、
「揉んでもらっても、その時だけでした。」
と話してくださいました。
私は施術中に、次のようなお話をしました。
私:
「筋肉は、とても頑張り屋なんです。」
「骨格のバランスや姿勢の変化を補うために、一生懸命働き続けています。」
「だから筋肉だけを責めるのではなく、『なぜ頑張らなければならなかったのか』という背景を一緒に見つけていくことが大切なんです。」
患者さんは静かにうなずきながら、
患者さん:
「だから今まで何度揉んでも戻っていたのかもしれませんね。」
と話してくださいました。
この言葉は、私にとっても印象深い一言でした。


💖 一人ひとりに合わせた施術を大切にしています

整体は、同じ症状名であっても、身体の状態や生活習慣、仕事の内容によって必要な施術は異なります。
きぼう整体室では、決まった手順を機械的に行うのではなく、
* 丁寧な問診
* 全身の触診
* 骨格バランスの確認
* 関節の動きの評価
* 筋肉の状態の確認
を総合的に行い、その方に合わせた施術を心がけています。
また、強い痛みやしびれが続く場合、発熱や外傷を伴う場合、急激な筋力低下などがある場合には、医療機関での診察が必要となることもあります。そのため、症状や経過によっては医療機関の受診をおすすめすることも大切にしています。


🍀施術後の患者さんの様子、整体で大切にしている考え方
骨格全体のバランスを確認しながら、一つひとつの骨の動きを丁寧に整えた後、患者さんにゆっくりとベッドから起き上がっていただきました。
立ち上がった瞬間、患者さんは目を丸くしながら、ご自身の肩や背中を何度も触っておられました。
そして、笑顔で最初に話された言葉が、とても印象的でした。
患者さん
「すっごい身体が楽!」
続けて肩甲骨の周囲を触りながら、
「この辺が全然違う!」
さらに、大きく息を吸い込み、
「呼吸が深くなっている!」
少し驚いたような表情で、
「身体を触ってもらって、一回なのにこんなに変わるの?」
そして最後に、
「こんなの初めてかも✨」
と笑顔で話してくださいました。

その後、その場で次回のご予約をいただきました。
もちろん、このご感想は患者さん個人の体験であり、すべての方に同じ変化が起こることを意味するものではありません。
しかし、ご本人が身体の軽さや動きやすさを実感されたことは、今後の身体づくりへの前向きな第一歩になったと感じています。

施術後に私が確認したこと

患者さんが「楽になった」と感じられていても、施術者としては感覚だけで終わらせることはしません。
私は再度、首から肩、肩甲骨周囲、背中、腰まで丁寧に触診を行いました。
施術前には、指がほとんど入らないほど強く緊張していた筋肉が、施術後には圧に対して自然に受け入れるような柔らかさへ変化していました。
また、首を左右へ動かした際の可動域や、肩甲骨周囲の動きにも変化がみられ、患者さんご自身も「動かしやすい」と話されていました。
こうした変化を患者さんと一緒に確認しながら、現在の身体の状態をご説明しました。

患者さんとの最後の会話

帰り際、患者さんがこんな質問をされました。
患者さん:
「先生、どうして今まで何回揉んでも戻っていたんでしょうか?」
私は次のようにお答えしました。
私:
「筋肉は悪者ではないんです。」
「筋肉は、身体を支えるために一生懸命働いてくれていました。」
「もし骨格のバランスや関節の動きに偏りがあると、その状態でも姿勢を保とうとして筋肉が頑張り続けます。」
「その結果、筋肉は硬くなり、『肩がこる』『背中が重い』という感覚につながることがあります。」
「ですから、筋肉をほぐすことも大切ですが、その筋肉が頑張らなくてもよい身体の使い方を目指すことも大切なんです。」
患者さんは何度もうなずきながら、
「なるほど、そういうことだったんですね。」
と話してくださいました。

きぼう整体室が大切にしていること
きぼう整体室では、痛い場所だけを施術するのではなく、
* 丁寧な問診
* 全身の触診
* 骨格バランスの評価
* 関節の動きの確認
* 筋肉の状態
* 日常生活や仕事の姿勢
などを総合的に確認し、その方に合った施術を心がけています。
施術では、
「歪みを読み取り、歪みのある骨を一つひとつ狙って丁寧に整えていく」
という考え方を大切にしています。
それは、無理に力を加えることではなく、身体の状態を確認しながら、一つひとつの関節が本来の動きを取り戻しやすい状態を目指すためです。

一人ひとり身体の状態は違います。
同じ肩こりでも、
施術方法が全員同じになることはありません。
きぼう整体室では、
患者さん一人ひとりの身体に合わせた施術を心掛けています。

このようなお悩みの方は一度ご相談ください
✔ 慢性的な肩こり
✔ 首こり
✔ 肩甲骨の際が痛い
✔ デスクワークで身体が重い
✔ 腰痛
✔ 猫背が気になる
✔ 呼吸が浅いと感じる
✔ マッサージへ行っても戻ってしまう
✔ 身体全体をみてもらいたい
※症状にはさまざまな原因があるため、強い痛みやしびれ、発熱、外傷などがある場合は、まず医療機関での診察が必要なことがあります。


※本記事は個人の症例であり、同様の結果を保証するものではありません。
※身体の状態や生活習慣により、改善までの期間や変化には差があります。
※当院では身体のバランス調整を目的とした施術を行っております。

 

 

 

慢性的な首肩こり・肩甲骨の際の痛み・腰痛|揉んでも戻る肩こりを骨格バランスから考える整体症例|きぼう整体室


「肩を揉んでも、その時だけ楽になる…。」

「肩甲骨の際がいつも痛い…。」

「デスクワークをしていると夕方には首も肩もガチガチになる…。」

このようなお悩みで、整体院やリラクゼーション施設へ通われた経験のある方は少なくありません。

実際に当院でも、

「施術直後は楽になるけれど、翌日には元に戻ってしまう。」

「何年も肩こりを繰り返している。」

というご相談を数多くいただいています。

肩こりというと、「筋肉が硬くなっているから揉めば良くなる」と考えられがちですが、実際にはそれだけでは説明できない場合があります。

首・背骨・骨盤など骨格全体のバランスが変化することで、特定の筋肉へ負担が集中し、その結果として慢性的な肩こりや肩甲骨周囲の痛みにつながることもあります。

今回は、慢性的な首肩こり、肩甲骨の際の痛み、そして腰痛に悩まれていた患者さんの症例をご紹介します。

きぼう整体室では、筋肉だけを強く揉みほぐす施術ではなく、全身の骨格バランスを丁寧に確認し、歪みを読み取りながら、歪みのある骨を一本一本狙って丁寧に整えていくことを大切にしています。


患者さんプロフィール

50歳代・女性

福井市在住

事務職

【主訴】

・慢性的な首肩こり

・肩甲骨の際の痛み

・背中全体の重だるさ

・腰痛

長時間パソコンへ向かう仕事が続くと、夕方には首から肩にかけて強い張りを感じ、背中全体まで重苦しくなる毎日だったそうです。

特に肩甲骨の内側は、「誰かに押してほしい」と思うほど辛く、何年も同じ症状を繰り返していました。

腰にも慢性的な痛みがあり、仕事が忙しくなると首・肩・背中・腰のすべてが一緒に辛くなる状態でした。


🧭来院のきっかけ

施術前にこれまでの経過を伺うと、患者さんは少し笑いながら話してくださいました。

「昔はマッサージにも通っていました💦」

「施術を受けている時は本当に気持ちいいんです💦」

「でも…次の日の朝には元に戻ってしまうんですよ💦」

「また辛くなって予約して…その繰り返しでした💦」

最近では、

「行っても同じかな💦」

と思うようになり、しばらく通うこともなくなっていたそうです。

そんな時、スマートフォンで何となく整体院を探していたところ、きぼう整体室のホームページをご覧になり、

「骨格全体を診るという考え方に興味を持ちました✨」

と来院してくださいました。

私は、

「筋肉だけではなく、身体全体のバランスを一緒に確認していきましょう。」

とお伝えし、検査を始めました。


📡 身体に触れた瞬間に感じたこと

患者さんの肩へそっと手を添えた瞬間、

「長い年月をかけて全身の筋肉が緊張し続けてきた身体、歪みを補うために新しい歪みができ、さらに新しい歪みが…」

そんな印象を受けました。

首から肩、肩甲骨周囲にかけて筋肉の緊張は非常に強く、試しに軽く触診を行ってみても、指先が深部まで届きません。

筋肉だけではなく、関節の動きそのものにも制限があることが触診から伝わってきました。

私はこの時点で、

「今日は筋肉だけを一生懸命ほぐしても十分な変化は得られにくい。」

そう判断しました。

筋肉は結果として硬くなっているのであり、その背景には骨格全体のバランスや関節の動きが関係している可能性があると考えたからです。


「筋肉を揉む」だけではなく、その背景を考える

慢性的な肩こりは、筋肉だけが原因とは限りません。

頸椎、胸椎、肩甲骨、肋骨、骨盤など、身体全体のバランスが少しずつ変化することで、特定の筋肉へ負担が集中し、その結果として筋肉の緊張が慢性化しているケースも少なくありません。

そのため、きぼう整体室では、

「どこの筋肉が硬いのか」

だけではなく、

「なぜ、その筋肉が硬くならなければならなかったのか。」

という背景まで丁寧に確認していきます。

今回も全身の触診を進めると、首から肩へ向かう神経や筋肉に関係する頸椎周囲だけでなく、胸椎や骨盤にも可動性の低下と左右差が確認できました。

そこで私は、骨格全体の歪みを読み取り、歪みのある骨を一本一本狙って丁寧に整えていく方針を立てました。


🔍触診による検査結果(骨格バランス評価)

☝️骨の歪みは

← → の矢印で回旋方向を表しています。


💀 後頭骨(頭蓋骨のベースの骨)

右側に捩じれ、

10時方向へスライド、

頸椎1番(環椎)との間が極端に狭い


🦴 頸椎(首の骨)

1番⇐

2番⇐

3番⇒

4番⇐(大)

5番⇐(大)

6番⇒

7番⇐(大)


🦴 胸椎(背骨)

1番⇐(大)

3番⇒

4番⇒


🦴 腰椎(腰の骨)

4番⇒

5番⇒


🦴 仙骨(骨盤の真ん中の骨)

⇐


🦴 (骨盤の左右の大きな骨)腸骨

・左側が後方にのけ反り

・右側が前方への傾き


▼今回の触診では、後頭骨から骨盤まで複数の部位で可動性の低下と回旋方向の偏りが確認されました。

特に、第4・第5・第7頸椎と第1胸椎は動きの制限が強く、首から肩甲骨周囲へ負担が集中している状態が考えられました。

このような検査結果をもとに、歪みを読み取りながら施術計画を立て、一つひとつの骨の状態を確認しながら施術を進めていきました。

施術の流れと、骨格を読み取りながら整えていく理由

骨格バランスを確認した後、患者さんからこんなお話がありました。

患者さん

「先生、私は強めに揉んでもらうのが好きなんです。」

「今まで通っていたところでも、かなり強く押してもらっていました。」

私は笑顔でお答えしました。

「分かりました。」

「ただ、筋肉を強く揉む前に、一つだけ確認させてください。」

「筋肉が硬くなっている原因が筋肉そのものなのか、それとも骨格のバランスや関節の動きの影響なのかを見極めながら進めます。」

「そのうえで必要なところは、ご希望に合わせて丁寧にほぐしていきますね。」

患者さんは安心した表情で、

「お願いします。」

と笑顔で答えてくださいました。

きぼう整体室では、最初から力任せに押したり矯正したりすることはありません。

身体が発する情報を一つひとつ確認しながら、後頭骨から骨盤まで関節の動きや筋肉の緊張を丁寧に触診していきます。

施術を進めるにつれて、最初はほとんど入らなかった指先が少しずつ深部まで届くようになりました。

これは単に筋肉が柔らかくなっただけではなく、身体の防御反応が和らぎ始めた一つのサインと考えられます。

私は触診で得られた情報をもとに、歪みを読み取り、歪みのある骨を一本一本狙いながら丁寧に施術を進めていきました。

今回、特に負担が集中していた「菱形筋」とは

今回、患者さんが最も辛いと話されていたのが、

「肩甲骨の際がいつも痛い。」

という症状でした。

この部分で大きく関係する筋肉の一つが**菱形筋(りょうけいきん)**です。

菱形筋は肩甲骨と背骨をつなぐ筋肉であり、肩甲骨を安定させる重要な役割を担っています。

この筋肉は、

小菱形筋

大菱形筋

の二つから構成されています。

起始

小菱形筋

第7頸椎(C7)から第1胸椎(T1)の棘突起

大菱形筋

第2胸椎(T2)から第5胸椎(T5)の棘突起

停止

肩甲骨内側縁(肩甲骨の内側の縁)

支配神経

肩甲背神経(C4〜C5)

血液供給

肩甲背動脈

これらの神経や血管によって栄養や酸素が供給され、肩甲骨を安定させる働きを担っています。

菱形筋の役割

菱形筋には次のような働きがあります。

・肩甲骨を背骨側へ引き寄せる

・肩甲骨を胸郭へ安定させる

・腕を動かす際の土台をつくる

・姿勢を維持する

・胸を開く姿勢を補助する

肩関節をスムーズに動かすためには、肩甲骨が安定していることが非常に重要です。

その土台となる筋肉が菱形筋です。

なぜ菱形筋は硬くなるのでしょうか

デスクワークでは、腕は常に身体の前方へ位置しています。

キーボードやマウスの操作を続けていると肩甲骨は外側へ引っ張られ、菱形筋は引き伸ばされた状態で働き続けることになります。

筋肉は縮んだ状態だけではなく、伸ばされ続けても疲労します。

その状態が毎日何時間も続くことで、

・肩甲骨の際が痛い

・押してほしい

・背中が重い

という症状が現れやすくなります。

さらに今回の患者さんでは、第1胸椎を中心に胸椎の可動性が低下していました。

胸椎は肩甲骨の土台となる背骨です。

胸椎の動きが悪くなると肩甲骨の動きも制限され、菱形筋はさらに身体を支えようと頑張り続けます。

また、今回の触診では第4・第5・第7頸椎にも大きな可動性の低下が確認されました。

頸椎の動きが小さくなると首や肩の筋肉だけではなく、肩甲骨を支える筋肉にも負担が波及していきます。

つまり今回の患者さんは、

「肩甲骨だけが悪い」

という状態ではありませんでした。

後頭骨、頸椎、胸椎、腰椎、骨盤まで全身のバランスが少しずつ変化した結果、その負担が最終的に菱形筋へ集中していたと考えられました。

肩甲骨と胸郭は一緒に動いている

肩甲骨は肋骨の上を滑るように動いています。

腕を上げたり前へ伸ばしたりする動作では、肩関節だけではなく肩甲骨も同時に動きます。

そのため、胸椎や肋骨の動きが小さくなると、肩甲骨の動きも制限され、菱形筋や僧帽筋、肩甲挙筋などに余分な負担がかかりやすくなります。

今回も施術を進めるにつれて胸椎や頸椎の可動性が改善し、それに伴って肩甲骨周囲の筋肉にも少しずつ柔軟性が戻ってきました。

患者さんも施術中に、

「肩が軽くなってきました。」

と変化を実感され始めました。

呼吸生理学から考える「呼吸がしやすくなった」と感じた理由

施術を進めるにつれて、首や肩、肩甲骨周囲の筋肉には少しずつ変化が現れ始めました。

最初は板のように硬く感じられた筋肉も、身体全体のバランスが整うにつれて、深部まで柔らかさが戻っていくことを触診で確認できました。

施術の途中、私は患者さんへお聞きしました。

私

「肩の感じはいかがですか?」

患者さんは肩をゆっくり動かしながら、

「さっきまでとは全然違います。」

「肩が軽くなっています。」

と笑顔で話してくださいました。

私はさらにお聞きしました。

「呼吸はどうでしょうか?」

患者さんは大きく深呼吸をされ、

「先生、不思議なんですが…。」

「息が吸いやすいです。」

「胸が広がる感じがします。」

と驚いた表情で話してくださいました。

もちろん、整体によって肺そのものの機能が変化したという意味ではありません。

しかし、姿勢や胸郭の動きが変わることで、「呼吸がしやすい」と感じられる方は少なくありません。

呼吸は肺だけで行われているわけではありません

呼吸というと、多くの方は肺を思い浮かべます。

しかし、肺は自ら動く筋肉ではなく、周囲の筋肉や関節の働きによって空気を取り込んでいます。

主に働いているのは、

・横隔膜

・肋間筋

・肋骨

・胸椎

・腹筋群

そして、

・胸鎖乳突筋

・斜角筋

・僧帽筋上部線維

などの呼吸補助筋です。

これらが協調して働くことで胸郭が広がり、肺へ空気が取り込まれます。

そのため、胸椎や肋骨の動きが小さくなると、胸郭が十分に広がらず、「呼吸が浅い」と感じることがあります。

横隔膜と胸郭の働き

呼吸で最も重要な筋肉が横隔膜です。

横隔膜は吸気時に収縮して下方へ移動し、胸腔内の圧力を下げることで肺へ空気を取り込みます。

一方、息を吐くと横隔膜は元の位置へ戻り、肺から空気が排出されます。

しかし、横隔膜だけが正常に働いていても、肋骨や胸椎の動きが小さいと胸郭は十分に広がりません。

胸椎には左右12対の肋骨が連結しているため、胸椎の動きが制限されると肋骨の動きも小さくなります。

猫背姿勢や長時間のデスクワークでは胸椎が丸くなりやすく、この状態が続くことで胸郭の柔軟性が低下し、呼吸補助筋へ負担がかかりやすくなります。

その結果、

・首が張る

・肩がこる

・肩甲骨の際が痛い

・呼吸が浅く感じる

といった症状につながることがあります。

今回の患者さんでも、頸椎だけでなく胸椎の可動性低下が確認されていました。

骨格全体の動きを整えたことで胸郭の動きやすさが変化し、患者さんご自身が「呼吸がしやすい」と感じられた可能性が考えられました。

一本一本の骨を確認しながら施術を進めました

施術では、一度に大きな力を加えて身体を変えようとは考えていません。

触診で確認した情報をもとに、後頭骨から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、骨盤まで、一つひとつの骨の状態を確認しながら施術を進めました。

そして、今回確認された全ての歪みに対し、一本一本狙いながら全ての歪みを丁寧に整えることができました。

関節にはそれぞれ異なる役割があります。

そのため、一か所だけを整えるのではなく、身体全体のつながりを考えながら施術を行うことを大切にしています。


🍀施術後の患者さんの様子

施術後、患者さんにゆっくり起き上がっていただくと、ご自身の肩を何度も動かしながら笑顔で話してくださいました。

「肩が本当に軽いです。」

「肩甲骨の辺りもすごく楽になっています。」

さらに大きく深呼吸をされ、

「呼吸がしやすいです。」

「身体全体が軽くなった感じがします。」

と、とても喜んでくださいました。

施術者としても再度触診を行うと、施術前には強く緊張していた首や肩、肩甲骨周囲の筋肉には柔軟性がみられ、首や肩の可動域にも変化を確認することができました。

もちろん、この変化は患者さん個人の施術後の感想であり、すべての方に同じ結果が得られることを保証するものではありません。

しかし、ご本人が身体の軽さや呼吸のしやすさを実感されたことは、今後の身体づくりへの前向きな第一歩になったと感じています。

まとめ

慢性的な首肩こりや肩甲骨の際の痛みは、筋肉だけが原因とは限りません。

姿勢や骨格バランス、関節の動きが変化することで、特定の筋肉へ負担が集中し、慢性的な筋緊張につながることがあります。

きぼう整体室では、

・丁寧な問診

・全身の触診

・骨格バランスの評価

・関節の可動性の確認

を行い、

「なぜ、その筋肉が硬くならなければならなかったのか。」

という背景を大切にしながら施術を行っています。

そして、歪みを読み取り、歪みのある骨を一本一本狙って丁寧に整えていくことを大切にしています。

同じ「肩こり」という症状でも、その原因や身体の状態は一人ひとり異なります。

そのため、患者さんそれぞれの身体の状態に合わせた施術を心掛けています。

慢性的な首肩こりや肩甲骨周囲の痛み、腰痛でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。


※本記事は患者さん個人の症例をご紹介したものであり、同様の結果を保証するものではありません。

※症状にはさまざまな原因があります。強い痛みやしびれ、発熱、外傷、急激な筋力低下などがある場合は、医療機関での診察を優先してください。

※当院では身体のバランスを整えることを目的とした整体施術を行っており、医療行為ではありません。

ページトップへ戻る