腰痛・ランニングで左腰・ハムストリングが張る|背中の痛み・肩甲骨の可動性低下
お客様のご感想
腰痛・ランニングで左腰・ハムストリングが張る|背中の痛み・肩甲骨の可動性低下・頭痛・首こり|40歳代男性|勝山市【福井市 きぼう整体室】
🧭 来院時の状態
「走ると、いつも左腰から左ハムストリングにかけて張ってくるんです。それに腰痛や背中の痛み、首こりや頭痛も気になっています。」
そう話してくださったのは、勝山市からご来院いただいた40歳代の男性の患者さんです。
普段から健康維持のためにランニングを続けておられますが、走行距離が増えたり、疲労が蓄積したりすると、左腰から左ハムストリングにかけて張りを感じやすくなるとのことでした。
さらに、
* 腰痛
* 背中の痛み
* 首こり
* 頭痛
* 肩甲骨の動かしにくさ
も気になり、
「肩甲骨剥がしも受けてみたいです。」
とのご希望で来院されました。
ランニングでは、足だけで走っているように思われがちですが、実際には骨盤・股関節・体幹・胸郭・肩甲骨・腕振りまでが連動する全身運動です。
そのため、骨盤や体幹のバランスが崩れると、片側の腰やハムストリングへ負担が集中しやすくなることがあります。また、胸郭や肩甲骨の可動性が低下すると、上半身の回旋運動が制限され、体幹全体の運動効率にも影響する可能性があります。
そこで今回は、肩甲骨だけではなく、後頭骨から骨盤までの骨格バランスを詳しく評価し、身体全体のつながりを確認しながら施術を進めることにしました。
🔍 触診による検査結果(骨格バランス評価)
☝️骨の歪みは、← → の矢印で回旋方向を表しています。
きぼう整体室では、筋肉の張りだけではなく、骨格全体の位置関係、関節の可動性、身体の連動性を触診で丁寧に確認します。
当日の骨格バランス評価では、次のような状態が確認されました。
💀 後頭骨(頭蓋骨の土台となる骨)
右側へ回旋しながら下方へ牽引されているような状態。
後頭骨は環椎(頸椎1番)と接する頭蓋頸椎移行部を構成し、頭部を支える重要な部位です。この周囲には後頭下筋群や深層頸筋群が存在し、頭部の位置や姿勢制御に関わる固有受容器が豊富に分布しています。
🦴 頸椎(首の骨)
1番 ⇐
3番 ⇒
4番 ⇐
5番 ⇒
6番 ⇐
7番 ⇐
頸椎は頭部を支えるだけでなく、姿勢の調整にも重要な役割を担っています。特に上部頸椎は可動性が大きく、身体全体の姿勢制御とも深く関わる部位です。
🦴 胸椎(背骨)
2番 ⇐(大)
4番 ⇐
5番 ⇒(大)
胸椎は胸郭や肩甲骨の動きと密接に連動しています。
今回の患者さんでは、肩甲骨内側縁から下角周囲にかけて筋緊張が強く、肩甲骨の滑走性が低下していました。
肩甲骨の動きが制限されると、腕振りや体幹の回旋がスムーズに行えず、ランニングフォームにも影響を及ぼす可能性があります。
🦴 腰椎(腰の骨)
4番 ⇒
5番 ⇒
腰椎下部では回旋バランスの変化がみられました。
腰椎は骨盤・股関節・体幹をつなぐ要となる部位であり、ランニング時には繰り返し回旋や荷重を受けるため、わずかなバランスの違いが筋肉への負担につながることがあります。
🦴 腸骨(骨盤)
・左側が後方へのけ反り
・右側が前方への傾き
骨盤は歩行やランニングの土台となる重要な部位です。
左右の前後傾バランスに差が生じると、股関節の動きや下肢の筋活動に左右差が現れ、ハムストリングや殿筋群、脊柱起立筋などへ負担が偏ることがあります。
患者さんが感じていた「左腰から左ハムストリングの張り」は、このような身体全体のバランスとの関連も考えられました。
今回の評価では、
上部頸椎から胸椎上部にかけての回旋バランスの変化
肩甲胸郭関節(肩甲骨と胸郭)の可動性低下
骨盤の左右バランスの変化に伴う下肢後面の筋緊張
が特徴的でした。
さらに肩甲骨内側縁から肩甲骨下角周囲には強い緊張がみられ、肩甲骨の滑らかな動きが制限されていました。
肩甲骨は17種類以上の筋肉と連結し、首・胸郭・体幹・上肢をつなぐ重要な役割を担っています。そのため、この部位の可動性低下は、肩だけでなく全身の運動連鎖にも影響する可能性があります。
👐 施術内容
まず全身の筋緊張を丁寧に緩め、身体が動きやすい状態をつくっていきました。
特にご希望のあった肩甲骨周囲に対しては、
・肩甲骨内側縁の深層筋へアプローチ
・肩甲骨裏側の軟部組織の滑走性を確認しながら筋膜リリース
・肩甲骨下角をやさしく誘導し、可動域の改善を図る施術
を、身体の反応を確認しながら丁寧に行いました。
その後、骨格全体の評価に基づき施術を進めます。
きぼう整体室では、触診によって骨格全体のバランスを評価し、歪みを読み取り、歪んでいる骨を1本、1本狙って整えていきます。
後頭骨・頸椎・胸椎・腰椎・骨盤を一つひとつ確認しながら調整を行い、関節本来の可動性が発揮しやすい状態を目指しました。
施術後に再評価すると、当日確認できた骨格バランスは全体的に整い、関節の可動性にも変化がみられました。
🍀 施術後の患者さんとの会話
ベッドから起き上がった患者さんは、身体をゆっくり動かしながら、
患者さん:
「身体が軽いですね✨」
と笑顔で話してくださいました。
続いて肩甲骨を動かしながら、
患者さん
「肩甲骨のところの違和感がなくなっていますね。」
「肩甲骨の間は自分ではなかなかほぐせないので、本当に気持ち良かったです✨」
と喜ばれていました。
さらに、触診で確認した骨盤の左右差とランニング時の身体の使い方についてお伝えすると、
私:
「左の骨盤がやや後方へ傾き、右側とのバランスに違いがみられました。このような状態では、ランニング時に左腰や左ハムストリングへ負担が集まりやすくなる可能性があります。」
すると患者さんは、
患者さん:
「だから走ると、いつも左腰と左ハムストリングばかり張っていたんですね。身体は全部つながっているんですね。」
と、ご自身の身体への理解を深められたご様子でした。
痛みや張りのある部位だけでなく、「なぜその場所に負担が集中していたのか」を身体全体のバランスから考えることの大切さを、改めて感じた症例でした。
🧠 解剖学・運動学・神経生理学からみた考察
今回の症例では、
* 腰痛
* ランニング時の左腰から左ハムストリングの張り
* 背中の痛み
* 肩甲骨周囲の可動性低下
* 首こり
* 頭痛
という、一見すると関連がないように思える複数の症状が同時にみられました。
しかし、人の身体は「腰だけ」「肩だけ」「首だけ」と独立して機能しているわけではありません。
骨・関節・筋肉・筋膜・靱帯・神経系が互いに影響し合いながら、一つの運動連鎖(Kinetic Chain)として働いています。
そのため、一か所の可動性低下や骨格バランスの変化が、離れた部位の筋緊張や動作パターンに影響を及ぼすことがあります。
🏃 ランニングと骨盤・体幹・ハムストリングの関係
ランニングでは、着地の衝撃を吸収しながら推進力を生み出すために、
* 骨盤
* 股関節
* 腰椎
* 胸椎
* 肩甲骨
* 上肢
が連動して動いています。
骨盤は前後方向だけではなく、
・前後傾
・左右傾斜
・回旋
という三次元的な動きを繰り返しています。
今回の患者さんでは、
左腸骨が後方へ傾き、右腸骨が前方へ傾く
という左右差が確認されました。
このような状態では、
股関節伸展のタイミングや骨盤回旋に左右差が生じ、左ハムストリングや大殿筋、脊柱起立筋へ負荷が集中する可能性があります。
患者さんが感じていた
「走ると左腰から左ハムストリングばかり張る。」
という状態も、このような身体全体の運動連鎖が関係していた可能性が考えられます。
もちろん、ランニング時の張りには、
* ランニングフォーム
* 筋力バランス
* 柔軟性
* 練習量
* シューズ
* 疲労の蓄積
など複数の要因が関与するため、骨格だけで説明できるものではありません。
だからこそ、身体全体を評価することが重要になります。
💀 上部頸椎と姿勢制御の関係
後頭骨・環椎(頸椎1番)・軸椎(頸椎2番)は、
身体全体の姿勢制御において重要な役割を担っています。
この部位には、
後頭下筋群
・大後頭直筋
・小後頭直筋
・上頭斜筋
・下頭斜筋
が存在し、
さらに深層頸筋群と協調しながら、
頭部の位置を1mm単位で調整しています。
これらの筋肉には、
固有受容器(Proprioceptor)
が非常に多く分布していることが知られています。
固有受容器は、
身体の位置
関節角度
筋肉の長さ
筋緊張
を脳へ伝え、
姿勢やバランスを保つ働きをしています。
そのため、
上部頸椎周囲の可動性が低下すると、
頸部周囲の筋緊張が高まり、
頭部を支える負担が増えることで、
頸性頭痛との関連が指摘されています。
🦴 胸椎・肩甲骨・胸郭の連動
肩甲骨は、
17種類以上の筋肉によって支えられています。
代表的には、
* 僧帽筋
* 菱形筋
* 前鋸筋
* 肩甲挙筋
* 小胸筋
* 広背筋
などです。
肩甲骨は胸郭の上を滑るように動く
肩甲胸郭関節(Scapulothoracic Joint)
として機能しています。
この動きには、
胸椎の伸展
胸椎の回旋
肋骨の可動性
鎖骨
胸鎖関節
肩鎖関節
これら全てが協調する必要があります。
今回みられた
胸椎上部の可動性低下
肩甲骨内側縁の筋緊張
肩甲骨下角周囲の硬さ
は、
肩甲骨の上方回旋や後傾運動を制限し、
肩や首だけでなく、
体幹回旋にも影響していた可能性があります。
ランニングでは腕振りによって体幹の回旋を補助しているため、
肩甲骨の動きが改善すると、
走りやすさや身体の軽さを感じる方も少なくありません。
🧬 筋膜の連続性から考える身体のつながり
近年の筋膜研究では、
後頭部
↓
背中
↓
胸腰筋膜
↓
腰部
↓
ハムストリング
↓
アキレス腱
↓
足底筋膜
まで連続して張力が伝達される
スーパーフィシャル・バックライン
という考え方も広く知られるようになっています。
この考え方だけですべてを説明できるわけではありませんが、
首の緊張と腰の張り
背中の硬さとハムストリングの張り
肩甲骨の可動性と体幹回旋
など、
身体を一つのユニットとして捉える視点は、
今回の症例を理解するうえでも参考になります。
⚡ 神経生理学からみた「整える」という考え方
関節包や靱帯には、
* ルフィニ終末
* パチニ小体
* ゴルジ様受容器
などの機械受容器が存在しています。
また、
筋肉には
筋紡錘
腱には
ゴルジ腱器官
があり、
筋肉の長さや張力を絶えず脳へ伝えています。
関節の可動性が変化すると、
これらの感覚入力も変化し、
神経系を介して筋緊張の調整が行われる可能性があります。
そのため、
身体を評価するときには、
骨だけ
筋肉だけ
ではなく、
神経系を含めた全身の協調性を考えることが大切です。
👐 きぼう整体室が大切にしていること
きぼう整体室では、
痛みのある場所だけを施術するのではなく、
後頭骨・頸椎・胸椎・腰椎・骨盤まで、
身体全体のバランスを丁寧に触診しています。
そして、
歪みを読み取り、歪んでいる骨を1本、1本狙って整えていきます。
一人ひとり異なる骨格バランスや関節の可動性を評価し、身体全体の連動性を考えながら施術を行うことを大切にしています。
今回の患者さんも、
「身体が軽くなった。」
「肩甲骨が動かしやすくなった。」
「左腰や左ハムストリングの張りの理由が理解できた。」
と、ご自身の身体の変化を実感されていました。
身体は一つの部位だけで成り立っているのではなく、全身が連動して機能しています。
だからこそ、局所だけではなく全体を評価し、その方の身体に合わせた施術を行うことが、快適な日常生活やスポーツを続けるための一助になると考えています。
✍️ まとめ
今回の症例では、
* 腰痛
* ランニング時の左腰から左ハムストリングの張り
* 背中の痛み
* 肩甲骨周囲の可動性低下
* 首こり
* 頭痛
といった複数の症状がみられました。
触診による骨格バランス評価では、後頭骨・頸椎・胸椎・腰椎・骨盤に回旋や前後方向のバランスの変化が確認され、肩甲骨周囲の可動性低下も認められました。
ランニングでは、骨盤・股関節・体幹・胸郭・肩甲骨・腕振りが連動して働きます。そのため、身体の一部に可動性の低下や左右差が生じると、特定の筋肉へ負担が集中しやすくなることがあります。
今回の患者さんが感じていた「左腰から左ハムストリングの張り」についても、骨盤や体幹を含めた身体全体の動きとの関連が考えられました。
きぼう整体室では、
触診によって身体全体のバランスを評価し、歪みを読み取り、歪んでいる骨を1本、1本狙って整えていきます。
局所だけを見るのではなく、身体全体のつながりを大切にしながら、その方の状態に合わせた施術を心掛けています。
🌿 このような症状でお悩みの方へ
* 腰痛
* ランニングをすると腰が痛くなる
* 左右どちらかのハムストリングだけ張る
* 背中が重い
* 肩甲骨が動かしにくい
* 肩甲骨の内側がつらい
* 頭痛
* 首こり
* 肩こり
* 猫背
* 巻き肩
* ストレートネック
* 骨盤のバランスが気になる
* 姿勢を改善したい
このようなお悩みがある場合は、痛みのある部位だけでなく、身体全体のバランスを確認することも一つの選択肢です。
👐 きぼう整体室の施術方針
きぼう整体室では、
「痛い場所だけを施術する」のではなく、身体全体を一つの機能的なつながりとして評価することを大切にしています。
後頭骨・頸椎・胸椎・腰椎・骨盤まで丁寧に触診し、関節の位置関係や可動性、身体全体のバランスを確認します。
そして、
歪みを読み取り、歪んでいる骨を1本、1本狙って整えていきます。
この積み重ねが、身体本来の動きやバランスを引き出す一助になると考えています。
📌 ご理解いただきたいこと
本症例は、一人の患者さんの経過をご紹介したものです。
症状の原因や経過、施術後の変化には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られることを示すものではありません。
また、強い痛みやしびれ、発熱、外傷後の症状、進行性の筋力低下などがある場合は、医療機関での診察が必要となることがあります。
きぼう整体室では、触診と評価を大切にし、その方の身体の状態に合わせた施術を行っています

