強烈な肩こり・首こり・肩甲骨の際の痛み・吐き気【福井市 整体】
お客様のご感想
強烈な肩こり・首こり・肩甲骨の際の痛み・吐き気【福井市 整体】
50歳代女性・福井市
🧭来院時の状態
「強烈で慢性的な肩こりが続いていて、ひどい日は気持ち悪くなるくらい辛いんです。」
患者さんは少し疲れた表情で、そう話してくださいました。
肩こりは多くの方が経験する症状ですが、今回の患者さんの状態は一般的な肩こりとは少し違っていました。
首から肩、肩甲骨の際、背中、腰まで全身がガチガチに硬くなり、筋肉だけではなく、関節の動きや骨格全体の連動性まで低下していました。
身体を例えるなら、「筋肉が硬い」というより、全身が一つの鉄の塊になってしまったような状態です。
このような状態では、筋肉を揉んでもほぐれるとは思えませんでした。
そこで私は、多くの筋紡錘が集中し、全身の筋緊張の調節に重要な役割を担う上部頸椎を先に整えてから筋肉を緩めることにしました。
私はまず、
「なぜ、ここまで身体が硬くなってしまったのか。」
という視点から身体を評価していきます。
慢性的な肩こりの背景には、
* 首や背骨の可動性の低下
* 骨盤の位置関係の変化
* 姿勢バランスの崩れ
* 呼吸の浅さ
* 長時間の同じ姿勢
* 身体全体の連動性の低下
など、複数の要因が重なっていることが少なくありません。
そのため私は、肩だけを見るのではなく、身体全体を一つの機能として捉え、骨格の位置関係や関節の可動性を丁寧に確認することから施術を始めています。
🔍触診による検査結果(骨格バランス評価)
☝️骨の位置関係や回旋方向は、← → の矢印で表しています。
💀 後頭骨(頭蓋骨のベースの骨)
・右側に捩じれ、
・9時方向へ大きくスライド
🦴 頸椎(首の骨)
1番(環椎)⇖10時方向へ大きく凸スライド
2番(軸椎)⇐
3番⇒
4番⇐(大)
5番⇐(大)
6番⇒
7番⇐(大)
🦴 胸椎(背骨)
1番⇐
4番⇒
🦴腰椎
4番⇒
🦴 仙骨
全身の緊張が非常に強く、関節本来の可動性がほとんど感じられない状態でした。
🦴 腸骨
・左側が後方へのけ反り
・右側が前方への傾き
今回の評価では、首だけではなく、骨盤を含めた全身の骨格バランスにも位置関係の変化が認められました。
特に気になったのは、
💀 後頭骨
🦴 頸椎1番(環椎)
🦴 頸椎2番(軸椎)
この3か所です。
この部分は頭を支える土台であると同時に、首全体の動きや姿勢の安定にも深く関わる部位です。
ここに可動性の低下や位置関係の変化が生じると、身体は無意識のうちに他の部位でバランスを取ろうとします。
その結果として、首や肩だけではなく、肩甲骨周囲や背中、腰まで過剰な緊張が広がってしまうことがあります。
私は、このような全身のバランスを確認しながら、
「どの骨から整えていくことが、身体全体の変化につながるのか」
という順番を組み立てて施術を行っています。
👐施術のポイント
筋肉が強く緊張している状態では、力任せに押したり揉んだりしても、その時だけが楽になったように感じで、全く持続しないことがあります。
だから私は、一旦上部頸椎だけを一度整えてから、もう一度首の凝りをほぐし身体を読むことにしました。
この手法は、上部頸椎をピンポイントに矯正できなければ効果を得ることが出来ません。
そのために「読む」ことが施術の出発点
私は長年の臨床経験の中で、一つのことを大切にしてきました。
施術で最も重要なのは、「どこを整えるか」よりも、「身体を正確に読むこと」だと考えています。
間違えて歪みのない骨を動かしてしまえば、事故に繋がるからです!!
そのためにピンポイントでの矯正が必要なのです!
骨格の位置関係が変わると、周囲の筋肉や靭帯、他の関節も少しずつ反応します。
「整える」という考え方
私は「矯正する」という言葉よりも、「整える」という言葉を大切にしています。
無理に押し込んだり、力で動かしたりすることが目的ではありません。
身体が本来持っている動きを引き出し、骨格全体のバランスを回復しやすい状態へ導くことを目指しています。
そのため、必要以上に強い刺激を加えることは少なく、身体の反応を確認しながら施術を進めます。
今回の患者さんでも、身体の変化を確かめながら、
歪みを読み取り、歪んでいる骨を1本、1本狙って整えていく。
その積み重ねによって、全身の緊張パターンに少しずつ変化が現れていきました。
🧠 機能的考察
なぜ、強い肩こりが吐き気を伴うほどの不快感につながることがあるのでしょうか?
肩こりは、単に肩の筋肉だけが硬くなっている状態とは限りません。
特に今回の患者さんのように、首から肩、肩甲骨の際、背中、骨盤まで広い範囲で可動性が低下している場合は、身体全体の連動性が失われていることがあります。
身体は本来、一つひとつの関節が少しずつ動きを分担することで、無理なく姿勢を保ち、頭や腕を支えています。
しかし、首や胸椎、骨盤の動きが少なくなると、その不足した動きを他の部位が補おうとします。
その結果、首や肩の筋肉が休む時間を失い、常に働き続ける状態になってしまうことがあります。
💀後頭骨・環椎・軸椎の役割
今回、特に重要だと考えたのは、
* 💀後頭骨
* 🦴頸椎1番(環椎)
* 🦴頸椎2番(軸椎)
この3つの部位です。
後頭骨は頭蓋骨の土台となり、環椎・軸椎とともに頭を支えています。
また、環椎と軸椎の関節は、頸椎の中でも頭を左右へ向ける動きに大きく関与しています。
この部位の可動性が低下すると、頭を動かすたびに他の頸椎や肩周囲の筋肉が代わりに働くようになり、僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋、後頭下筋群などへの負担が大きくなることがあります。
その状態が長期間続くと、肩こりだけではなく、肩甲骨の際の張りや、首を動かしたときの違和感につながることもあります。
🫁 呼吸との関係
もう一つ見逃せないのが、呼吸との関係です。
肩や首の緊張が強くなると、胸郭の動きが小さくなり、横隔膜を中心とした呼吸が行いにくくなることがあります。
すると、身体は胸鎖乳突筋や斜角筋、僧帽筋など、本来は呼吸の補助を行う筋肉を多く使うようになります。
つまり、呼吸をするたびに首や肩の筋肉が働き続けるため、筋肉が休みにくくなり、肩こりがさらに慢性化するという悪循環が生まれることがあります。
患者さんの中には、
「深呼吸がしにくい」
「息を吸っても胸が広がりにくい」
と感じている方も少なくありません。
呼吸が浅い状態が続くと疲労感が抜けにくくなり、身体全体の重だるさにつながることもあります。
🧠 姿勢を保つための情報
首の深い部分には、頭の位置や身体の傾きを細かく感じ取る感覚受容器(固有受容器)が数多く存在しています。
これらの情報は脳へ送られ、姿勢を保つための調整に役立っています。
しかし、首の関節の動きが少なくなったり、周囲の筋肉が過度に緊張した状態が続いたりすると、こうした情報のバランスが変化し、身体が必要以上に筋肉を緊張させる一因になる可能性が考えられます。
そのため、今回のように首だけではなく、肩や背中、骨盤まで硬くなっているケースでは、局所だけを見るのではなく、全身の骨格バランスを評価することが重要だと考えています。
🦴 仙骨と身体全体の連動性
仙骨の可動性が低下すると、骨盤から背骨へ伝わる動きも少なくなり、身体全体のしなやかさが失われやすくなることがあります。
すると、首や肩だけでなく、背中や腰まで過剰な緊張が広がり、全身が「岩のように硬い」と感じられる状態につながることがあります。
今回の患者さんも、そのような身体全体の連動性の低下が背景にあった可能性を考えながら施術を進めました。
🍀 施術後の患者さんの様子
施術が終わり、ゆっくり身体を起こされた患者さんは、首や肩を何度か動かしながら、少し驚いたような表情で私を見て言われました。
患者さん:
「結構ヤバかったでしょ?最近毎日が辛くて、辛くて…。気持ち悪い日も続いてたんです。」
その言葉からは、「肩こり」という一言では表現しきれないほどの苦しさが伝わってきました。
肩が重いというだけではなく、首や肩の強い緊張が日常生活にも影響し、身体だけでなく気持ちまで疲れ切っていたのだと思います。
私:
骨を整えるのもいいでしょ?
患者さん:
「はい!身体が軽くなりました!」
と笑顔で話してくださいました。
来院されたときの硬い表情とは違い、自然な笑顔が戻っていたことが、とても印象的でした。
もちろん、一回の施術だけですべてが解決するとは考えていません。
🔶昔の経験から学んだこと
この患者さんを施術しながら、私は昔のある出来事を思い出しました。
まだ整体院を開業する前、近くのサウナ施設で施術をしていた頃のことです。
毎月一度、必ず90分コースを指名してくださる女性がいました。
その方が施術ベッドに横になると、毎回決まって最初に言われる言葉がありました。
「どうでもいいで、強く揉んで!!」
にこりともしません。
「とにかく強く揉んでほしい。」
それだけを求めて来られていました。
実際に身体へ触れると、首から背中、腰まで全身が岩のように硬く、指が入らないほど筋肉が緊張していました。
当時の私は、
「なぜ、ここまで硬くなるのだろう。」
と考えるようになりました。
そんな疑問が頭から離れませんでした。
そこで私は、施術の前に触診へ時間をかけるようになりました。
筋肉だけではなく、
骨格の位置関係
関節の可動性
身体全体の連動性
を丁寧に確認するようになったのです。
すると、ある日、その患者さんの**頸椎1番(環椎)**に特徴的な位置関係の変化があることに気付きました。
頭の中で骨の向きや動きが立体的につながり、
「ここだ。」
という感覚が得られた瞬間でした。
私は、その環椎を慎重に整えました。
もちろん、それだけで終わりではありません。
再び全身を確認し、骨格全体のバランスを見直しながら施術を終えました。
1か月後
次に来院されたとき、施術ベッドに横になっていただき、身体へ触れた瞬間、私は思わず驚きました。
前回まで岩のように硬かった身体が、まるで別人のように柔らかくなっていたのです。
思わず私は尋ねました。
「この1か月の間に、どこかで身体を触ってもらいましたか?」
すると患者さんは笑いながら、
「どこも行ってないよ。あれから楽だったもん。」
と答えられました。
この言葉から、身体全体を評価し、骨格の位置関係や関節の可動性を丁寧に確認しながら、本来の動きが失われている骨を整えていくことで、身体の使い方そのものが変化していく可能性があります。
この経験が、現在の施術につながる大きな原点になっています。
🧩総括
今回の患者さんは、強烈で慢性的な肩こりに加え、肩甲骨の際の張りや、吐き気を伴うほどの不快感を訴えて来院されました。
一般的に肩こりというと、「肩の筋肉が硬くなっている状態」と考えられがちですが、実際の身体はそれほど単純ではありません。
今回の触診では、
💀 後頭骨
🦴 頸椎1番(環椎)
🦴 頸椎2番(軸椎)
🦴 胸椎
🦴 仙骨
🦴 骨盤(腸骨)
など、複数の部位で位置関係の変化や可動性の低下が認められました。
肩こりという一つの症状でも、その背景には首だけではなく、背骨や骨盤を含めた身体全体のバランスが関係していることがあります。
そのため私は、肩だけを施術するのではなく、まず身体全体の状態を確認し、
骨格の位置関係や関節の可動性を丁寧に読み取り、本来の動きが失われている骨を1本、1本狙って整えていきます。
これは、きぼう整体室で一貫して大切にしている施術の考え方です。
身体は一つの部位だけで動いているわけではありません。
首が変われば肩の使い方が変わり、肩が変われば胸郭の動きが変わり、胸郭が変われば呼吸や姿勢にも変化が現れることがあります。
逆に、骨盤や仙骨の動きが変わることで、背骨全体の動きや首への負担が軽減されることもあります。
このように、一つひとつの関節は独立しているのではなく、全身が連動しながら機能しています。
だからこそ私は、局所だけを見るのではなく、身体全体を一つの機能として評価することを大切にしています。

